京都大学11月祭「オタク論・オタク史」講演会についてのお知らせ

http://kuins.org/umiyurikai/NF.htm
 
 米澤嘉博さんとヨコタ村上孝之さんの対談。
11月23日(火・祝)@京都大学法経第6教室です。
 私は、言語文化部にあるヨコタ村上孝之さんの研究室を一度訪問したことがありますが、
凄く趣味の良い「魔窟」でした。かなりよりすぐりのマンガがストックされています。
 
 ちなみに、ヨコタ村上孝之さん、たしか阪大言語文化部では、今学期は
「スパイの出る文学作品いろいろ」についての演習をやっているはずです。
前学期の演習は「ナコボフの『ロリータ』精読」だったかと。
 
 あ、京大ではこんな講義もやってます


http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/20century/Syllabi/2004.html
二十世紀学2004年度講義内容
 
演習
ヨコタ村上孝之
二十世紀学研究入門
 
 東浩紀ら多くの論者は、現代日本文化は「オタク的」であると規定している。一方、オタクはなだらかにアニメ・ファンと同定され、アニメ・ファンはことごとくロリコンであるとされている。つまり、ロリコン現代日本文化史、現代日本社会を理解するキーワードの一つである。本演習ではロリコン、オタクの成立・発展をまず1960年代から現代にかけて歴史的にたどり、さらに関連テキストを読みつつ、裾野を広げ、ロリコン現象の意義を検討していきたい。受講生の数を限り、少人数によるゼミ形式で行う。授業の準備と、授業中における積極的な討論への参加が、受講の条件である。
 
 適当なテーマで毎回、発表してもらい、それについて議論する。また、関連主要テキスト、批評の輪読も行う。とりあげるテーマ・作品としては、ナボコフ『ロリータ』、スタンレー・キューブリック『ロリータ』、『くりーむレモン』、村上隆とフィギュア、有害図書問題、日本橋タウン・ウォッチング、育成ゲーム、東浩紀動物化するポストモダン』、岡田斗司夫オタク学入門』など。
 
 『くりぃむれもん』まで取りあげる濃いぃ演習です。