カーミラお勧めです。が、"この"レビューは一部お勧めしません。

 
カーミラvol.5 女の子と女の子のためのエロチックブック
ISBN:4939015696
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4939015696/
  
 まず、最初に。カーミラ*1は雑誌的に面白いのでかなりお勧めです。買い!
 
 そして、この本の前号のAmazonでの購買部数UPには、オタ系ニュースサイトの情報でこの本の発売を知った
ノンケのオタ*2の購買層が少なからずいるであろうと私が推測していることも付記しておきます。*3
 
 それと、Amazonのチャートは、かなり偏っているっぽくて*4、瞬間風速では
「週刊わたしのお兄ちゃん、amazon和書ベストセラートップ5独占*5
なんてことがあったり、
過去にはPCエンジンのレアソフト『サーカスライド』が売り上げランキングで瞬間3位*6になったりという珍事もあることを付記しておきます。
 ちなみに、ESbookの方が、Amazonよりも濃いオタに偏ったランキングがで出ているとか。
http://ruriko.nadenade.com/irukichi/200401.html
1月13日参照のこと*7
 
(2004年10月18日追記。切込隊長blogで面白い記事がありました。
 メモ代わりにに記しておきます。

 実際のところ、目下急ピッチで伸びてきていると言われるamazonのネット通販なのだが、これだって書籍に限定すればその販売総量は紀伊国屋書店二店分ぐらいにしかならない。ただし、粗利率が良くて一般書店でなかなか裁けないタイプの品(例:わたしのおにいちゃん)はほとんどネット依存している。同じく同人ものも秋葉原やネットに依存し、そういう局所的な人気の品はネットで同好の士を求めるほかないから結果としてネットでの名声が上がるが全体の売上はそこそこという結果になるわけだ。

http://kiri.jblog.org/archives/001025.html
切込隊長BLOG(ブログ) 〜俺様キングダム: 『更新されないブログの憂鬱 〜ユーザーの手元に新技術は届いているか?』

 
 ゲイコミニティのネット親和性の高さ&オタク購買層のネット親和力の高さが
mixされた結果、Amazonの売り上げランキングにおける相乗効果をもたらしたのかもしれません。)



 で、長い前置きのあとでこの記事について。
http://blog.livedoor.jp/noriakifushimi/archives/6505933.html
伏見憲明 BLOG:いただいたご本 3
 
 Carmillaの紹介記事なんですが、 

 レズビアン向けの媒体は、これまでどうも倫理的なにおいのするものが多かったのですが、このCarmillaは、エッチで、楽しく、キャムプなノリもあって、ゲイの僕が読んでもなかなか面白い。
 
 
 こういうレビューの後での「余談」から先はなんか読んでいて、嫌ぁな雰囲気が漂います。
余談についてはもう少しガチで別記事で書いて欲しかった。
例えば、団体名とか個人についてあとで実名出すとか、(ヲイ。
 

 そこで思うのは、反差別運動やそれにつながる学問は人をあまり豊かにしないのではないか、ということ。少なからずの人々が、それにコミットすることで、かえって心を貧しくそして未成熟にしてしまっているような気がします(自戒を込めて、ですが)。
 
 差別があるから心が「病む」のか、心が「病んで」いるから差別問題を必要としているのかわからない光景を、目にすることが少なくありません(運動や学問を自分の「病気」の言い訳にしている人ってけっこういないでしょうか)。

 
 2ch的に言えば、「煽り」&「反差別運動家・研究者吊り餌(ホイホイ)」という動き*8を狙っているのでしょうが...
この煽りの手法はちょっとなんだかなぁ...不毛な展開になる危険がありそう。
 
 とりあえず、この辺り、参戦したいけど時間の余裕も無いんで、ウオッチだけはしておきます。
 

*1:Carmilla http://www.carmilla.jp/index.html

*2:マリア様が見てるなどの「百合」を嗜好するいわば「百合萌え男子」。

*3:実は、福岡在住時代、私がBadiを買っていたのは、やおい本やBLコミックが大量に置いてある、福家書店という本屋の一角でした。

*4:中小規模書店で入荷しない本はかなりランクアップする。一方でどこの書店でも買えるベストセラーは書店で買われるので高ランクに入りにくいとのこと。

*5:実は結構長期間ランキング維持してたり。これは壮観でした。

*6:http://www6.airnet.ne.jp/wataru/pce/pcandme.htm 2001/02/03より引用。 サーカスライドが届く。 ヤフオクで41万円の値が付いたソフトが、こうも簡単に入手できた事に、ただ呆然してしまう。(中略)1991年の発刊物がアマゾンの売上ランキングで三位という珍事までもが発生。

*7:どうでもいいけど、この日記の1月14日と16日に『学園ヘブン』 http://www.neic.co.jp/game/heven/ のノンケ男子によるプレイ記があって微妙に面白い。

*8:ひょっとしたらはこの後「反差別運動家や研究者」たちとのプロレス的ジサクジエンもあるのかも