シンポジウム「特例法」の実際と課題

http://www.medical-tribune.co.jp/ss/2004-5/ss0405-2.htm
from Medical Tribune>Sexual Science
http://www.medical-tribune.co.jp/ss/index.html
 「性同一性障害(GID)者の性別の取り扱いの特例に関する法律」
についてのシンポジウム。
 

 次に、昨年、家裁に改名申請をした当事者Bさんから、審判への疑問が出された。Bさんは家裁の審問において、改名とはおよそ関係ないような、セックスの際の体位、マスターベーションの方法を尋ねられた。性別変更審判に向けた要望でもある。
 
 シンポ司会の針間克己さんは、診断に際して性役割も大切と医学界が考えるなら、家裁がそれを尋ねるのもやむをえないだろう発言。岡山病院長(精神科)の中島豊爾さんは「それにしても、体位まで聞く必要がありますか」と詰め寄って、議論が白熱しかかったが、家裁調査官の滝沢修さんが「こみいったことをお尋ねする場合は、その理由を説明するべきでありましょう」と模範回答を示して落着した。

 
 この家裁の審問においての質問内容と意図自体が、「マジ切れ5秒前」
正直いってどうよというのはさておき*1
 
 家裁でこの審問をした人は、
ビアンのズボネコやゲイのガチムチオネェの存在を知ったら
多分困惑することでしょうし、
セックスに置いて「受け身」の男性が存在することなどは真っ向から否定するかも。
 
 トランスセクシャルの人の方が、性他認の承認をうける場合に
純女・純男の実体よりタイトな「ステレオタイプ性役割」を引き受けざるおえない、
そして、そのステレオタイプ性役割を内面化させられるということを、
この審判での言動ははっきりと示しています。
 
参照:鬼レズはマッハで走る
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Sirius/1083/
内の「鬼の徒然」>「どう考えてもオカシイ人たち」
 題名は、毒入っていますが、その内容はシリアスです。

*1:本当はここだけで長文書きたくなる