東京大学で、ビデオゲーム内でのロールプレイとジェンダーに関する勉強会
from workshop
http://d.hatena.ne.jp/workshop/20040310#p1
長いけど引用。
**引用ここから**
■定例研究会要項
発表者:永田 えり子さん(滋賀大学経済学部 社会システム学科教授)
発表題目:「いかにして人は主人公になるのか−アイデンティティの市場化とジェンダー−」
発表の概要:
ゲームは消費者に何を売っているのか。一言でいうなら、それは「役割」
である。このことはとりわけRPGにのみ当てはまるというものではない。
シューティングならたとえばインベーダーから地球を守る役割を(cf.スペー
スインベーダー)、格ゲーなら著名な格闘家としての役割を、スポーツなら
選手や監督、レーサー、マネージャー、父親、町長から果ては神様にいたる
まで、ありとあらゆる役割をプレイヤーは引き受ける。よく言われているよ
うに、ゲームと小説・映画・マンガとの違いはここにある。この意味で、
ゲームにおいて消費者は「主体的」でなくてはならない。
特定の役割を引き受け、自らの行為(選択)を通してそれを遂行する(あるい
は遂行に失敗する)ことによって、消費者はプレイヤーとなる。
ゲームというメディアを特徴づけるこうした「役割取得」「主体化」「主人
公化」「人格化」は、それではいかにして可能となるのか。また、その際に
生じる問題点とは何か。
そもそもなぜ人は役割を求めるのか。その現代社会における意味は何か。
これらについて考察してみたい。
日時:3月19日(金曜日)18:00-20:00
会場:東京大学史料編纂所2階 大会議室
東京大学ゲーム研究プロジェクト ホームページ
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/personal/baba/game.htm
**引用ここまで**